「どんな子に育ってほしい?」と聞かれたら、なんと答えますか?大切なわが子の健やかな成長を願う気持ちは、どの家庭も同じですよね。しかし、子どもへの想いを言葉にしようとすると、なかなかうまくいかないもの。
そこでこの記事では、保育園や幼稚園に提出する書類への記入や、面接での受け答えでうまく言葉にできるように「どんな子に育ってほしいか?」の例文をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
「どんな子に育ってほしいか」と聞かれる場面
「どんな子に育ってほしいか?」と聞かれる場面はさまざまです。保育園や幼稚園に提出する願書や、成長過程で経験するさまざまな面接…。親族に質問されたり、七夕の願い事として記入したりすることもあります。
子どもがある程度大きくなるまでは、どのような理想を持って子育てしているかと尋ねられる場面がたくさんあります。しかし、急に聞かれるとうまく言葉が出てこないことも。子どもへの想いを、しっかり言葉にできるようにしておきたいですね。実際に言葉にして人に伝えることで、家庭の教育方針を再確認できます。
【例文】どんな子に育ってほしい?家庭での教育方針12選
ここからは「どんな子に育ってほしいか」と聞かれたときの答え方を、例文でご紹介します。家庭の教育方針に合った例文をアレンジして、自分だけの回答パターンを作ってみてくださいね。
挨拶ができる子に育ってほしい
誰にでも、元気に挨拶ができる子に育ってほしいと思っています。挨拶は人間関係を築くうえで欠かせないものだと考えます。気持ちの良い挨拶は、会った人の心を穏やかにしてくれるはずです。「わが子を取り巻く環境が穏やかなものであってほしい」そういった願いから、挨拶を徹底させています。
お友達を大切にできる子に育ってほしい
わが子には、お友達を大切にできる子に育ってほしいです。「今どんな気持ちかな?」「何をしたら喜んでくれるかな?」など、相手の立場に立って考えられると、お友達と助け合える良い関係を築けると考えています。大人になったら、さまざまな場面で「相手の気持ちを考えるスキル」が求められます。そのため、今から相手の気持ちを考えられるような声かけを意識しています。
明るく元気にのびのび育ってほしい
「こう育ってほしい」という願いはたくさんありますが、1番は明るく元気にのびのび育ってほしいです。今まで病気がちで入院生活が多かったため、元気にすくすく育ってくれることがなによりの幸せです。そのため、本人が「やりたい!」と言ったことは、どんどんチャレンジできるよう環境を整えています。楽しいことも辛いことも、たくさん経験してこれからの人生を楽しんでほしいと思っています。
優しく朗らかな子に育ってほしい
優しく朗らかで、思いやりのある子に育ってほしいと思います。困っている子がいたら声をかけてあげたり、手助けしてあげたりできるような子になってほしいです。「子どもは親の言うようにはならない」「子どもは親のやるようにやる」という意識で、まずは私達が誰にでも思いやりを持って接するようにしています。
自分で考えて動ける子に育ってほしい
何事も自分で考えて動ける子に育ってほしいと思っています。大人になると、自分で決めて進むこと、自分で決めたことに責任を取る姿勢が求められますよね。なんでも親が決めてしまい子どもの可能性を潰すことがないよう、子どもの意見を尊重するような関わりを心掛けています。
感謝の気持ちを忘れない子に育ってほしい
わが子はおっとりとした性格で、お友達に手を貸してもらうことが多くあります。そのため、感謝の気持ちを忘れない子に育ってほしいです。「ありがとう」と素直に言えることは、人間関係にも大きな影響を与えます。子どものうちから感謝の気持ちを自然に伝えられるよう、家庭内でも意識的に言葉にしています。
すくすくと健康な子に育ってほしい
子どもに多くのことは望みませんが、すくすくと健康に育ってほしいと思います。何をするにも元気な体があってこそ。体の健康は何よりも大切です。すくすくと健康に育ってもらえるよう、月並みですが早寝早起きと朝ご飯に力を入れています。
個性あふれる子に育ってほしい
自分らしさを大切に、個性あふれる子に育ってほしいと考えています。「男の子だから」「女の子だから」と、子どもの進む方向を決めつけることなく、子どもの個性を大切にしたいです。子どもがうれしそうに自分の好きなものを表現する姿を見ると、とても幸せな気分になります。
目標に向かって頑張れる子に育ってほしい
「もうムリ」「できない」と、なんでもすぐに諦めようとする子どもの姿を見ているうちに「目標に向かって頑張れる子に育ってほしい」と強く願うようになりました。努力して目標を達成する経験は、お金で買えるものではありません。まずはスモールステップから、自信を持てるように関わっていきます。
何度でも立ち上がれるたくましい子に育ってほしい
失敗しても辛いことがあっても、何度でも立ち上がれるたくましい子に育ってほしいと思います。転ぶ度に手を取って起こしてあげられるのは、小さいうちだけです。長い人生、さまざまな困難が待ち受けていることを考えると、自分で起き上がるたくましさが必要だと感じました。
いつでも笑顔を絶やさない子に育ってほしい
わが子には、とにかくいつも笑顔を絶やさない子でいてほしいと思っています。笑顔は、自然に周囲の人を惹きつけます。楽しいとき、うれしいとき、その気持ちを思いっきり表現できるのは素敵なことです。そのため、笑顔あふれる家庭で育てられるように意識しています。
物怖じせずチャレンジできる子に育ってほしい
物怖じせず、どんなことも自信を持ってチャレンジできる子に育ってほしいです。得意なことはもちろん、苦手なことにも挑戦して、挫折する辛さや達成する喜びを感じてほしいなと思います。親としては、結果ではなくチャレンジした姿勢に注目してあげられるよう意識しています。
保育園や幼稚園の面接で「どんな子に育ってほしいか」聞かれたときの注意点
保育園や幼稚園での面接で「どんな子に育ってほしい?」と聞かれたときは、以下のようなポイントに注意しましょう。
教育方針と合わせて実施していることを伝える
「こんな子になってほしい」「〇〇ができるようになってほしい」など、思いばかり伝えるだけでは、ただの願い事になってしまいます。教育方針と合わせて、家庭でどのような関わり方をしているのかも伝えられると良いでしょう。
親の期待を押しつけるような言い方を控える
「私が子どもの頃は」「自分にできなかったから」などと、親の期待を押しつけるような言い方は避けましょう。子どもには子どもの人生があり、親はあくまでもサポート役です。子どもの気持ちが1番であることを意識したうえで、思いを言葉にできたらいいですね。
まとめ
この記事では「どんな子に育ってほしいか」と聞かれたときの答え方を、例文を用いてご紹介しました。愛情を込めて育てているからこそ、さまざまな思いを抱きますよね。しかし、その思いを言葉にして伝えるのは簡単なことではありません。今回ご紹介した例文を参考に、家庭の教育方針をうまく答えられるようにしておきましょう。