看護師の夜勤バイトとはまた違う、助産師の夜勤バイト。
看護師から助産師になったという方も多いのではないでしょうか。
「助産師の夜勤バイトってどうなの?」「夜勤専従パートでダブルワークを始めてみようかな」
そんな方のために、助産師の夜勤バイトの仕事内容や給与相場、仕事のやりがいをまとめてみました。
助産師の夜勤バイト:3つの勤務先
助産師の就業先と言えば、産婦人科クリニックや総合病院の産科病棟、婦人科専門クリニックや市区町村における母子保健事業の指導員などがありますが、その中で助産師の夜勤バイトを募集している施設は、主に以下の3つの施設になります。
●総合病院、大学病院
●産婦人科の個人病院
●助産院
※それぞれの勤務先のメリット・デメリットについての記事はコチラ! 助産師の夜勤バイト:仕事内容
助産師の夜勤の仕事内容は、分娩介助やお産の進行管理、産褥ケアや新生児ケア、夜間の電話対応や診察介助まで多岐にわたります。お産は昼も夜も関係ありませんので、スタッフが半数以下になる夜勤でお産が重なった場合は、座る暇もない程忙しくなります。逆にお産がない夜勤の日はゆったりとしているなど、助産師の夜勤の忙しさは日によって本当に様々です。
夜勤時は少ない人員体制のなか、様々な業務を並行して遂行していかなければなりません。病院側は夜勤バイトを即戦力として採用しますので、どのポジションについても卒なくこなせる経験値が必要になってきます。また、個人クリニックの場合、夜間はドクターがいないという事も多いので、ドクターが駆け付けるまでの間は助産師が判断し対応しなければいけません。助産師が一人夜勤というクリニックは経験豊富な助産師でないと難しいかもしれません。経験が浅い助産師が夜勤バイトをするなら、助産師が複数名いるクリニックか教育体制がしっかりと整っている総合病院がオススメです。
助産師の夜勤バイト:給与の相場
助産師の夜勤バイトの給与相場は35,000円前後です。大規模な総合病院でも個人クリニックでもそこまで給与に開きがあるというわけではなく、病院の方針によって給与が定められているようです。ある求人では、一勤務44,000円以上+別途分娩手当といった超高額な求人もあり、募集していたのはとある個人クリニックでした。助産師の夜勤バイトはどの病院も給与に大差がないので、しっかりと稼ぎたい方は分娩手当などの各種手当が豊富な病院を選ぶと良いでしょう。分娩1件につき数千円の手当がつく病院もあれば、日給の中に含まれている病院もあります。あるのとないのとでは給与がだいぶ変わってきますので、しっかりとチェックするようにしましょう。
助産師の夜勤バイト:ココがつらいよ
●自分が入っている日に限って出産ラッシュに当たる。生命の誕生に立ち会えるのは本当に感動するのですが…立ちっぱなしで正直ツライです。
●新生児って夜中は結構な確率で起きてるんですよね。一人が泣き出すと他の赤ちゃんもつられて泣き出すので、赤ちゃんの泣き声の大合唱。手に負えなくて自分が泣き出したくなる時もあります。
●夜間は医師がおらず(何かあったら医師にオンコール)、まだまだ経験が浅いので異常事態が起こったらどうしようと夜勤に入るたびに緊張しています。なにせお母さんと赤ちゃん2人の命がかかっていますからね。私の病院では夜勤時は3人ほど助産師が勤務しているので、ベテランの助産師と一緒だと内心ほっとします。
●仮眠がほとんど取れないのがつらいです。責任も重大なので、心も体も休まらない~~!
助産師の夜勤バイト:やりがい
●看護師を経て助産師になりましたが、夜勤バイトの給与の高さはやはり魅力。私の勤めるクリニックでは分娩手当が別でつくので、頑張ればさらに給与もアップ。家計の足しにだいぶなっています。
●夜勤だからというのではないのですが、赤ちゃんを取り上げる瞬間はやっぱり感動します!生命の誕生に携わった夜勤明けの朝日は、なんとも言い難い達成感でいっぱいになります。
助産師の夜勤バイト:まとめ
助産師の夜勤バイト事情はいかがでしたでしょうか?
助産師の夜勤バイトは、お産が重なり忙しい日もあれば、お産が少なくゆったりしている日もあるなど、日によって忙しさが全く違います。また、助産師はドクターとの狭間に立つことも多いので、母乳や産前産後ケアといった院の方針を事前に把握しておくのも非常に重要です。産婦人科の方針、院長やドクターについて知りたい方は、看護師・助産師専門のキャリアアドバイザーに一度ご相談ください。