転職に失敗したくない・・・誰しもそう思いますよね。看護師の転職における失敗例をもとに、転職を成功させるためのポイントを確認していきましょう。
看護師の転職失敗例①<希望と違った>
失敗例①
経験のある内科を希望していたが、まったく経験のない科に配属された
失敗例②
<月給28万円~32万円 経験者優遇>と募集要項に書いてあったが、経験者であるにもかかわらず28万円からのスタートだった
どちらの例もありがちな失敗。経験があるから希望通りになるだろう・優遇されるだろうという思い込みからきちんと確認せず、納得のいかない転職になってしまったパターンです。
失敗例①の場合、希望はどの程度考慮されるのか、もし希望が通らないのであれば、どの科に配属されるかを確認しておくべき。
失敗例②の場合は、自分のこれまでの経験であれば、基本給は何万円でのスタートなのかを確認しておくべきところです。
不採用になることを恐れ、気になることが聞きづらい、希望を言いづらいこともあるかもしれません。けれど、転職を成功させるためには確認が大切。特に労働条件についてはクリアにしておきましょう。
看護師の転職失敗例②<給料が下がった>
失敗例③
夜勤がつらく総合病院を退職。給料がいいと聞いていた訪問看護に転職したが、病院時代より給料が下がった
看護師の転職理由として多いのが夜勤のつらさ。
けれど、高収入と言われる看護師の給料に、夜勤手当が大きく関係しているのも事実です。
キャリアを積んだ看護師が、給料を下げずに夜勤のない職場への転職を考えるなら、訪問看護以外にも選択肢があります。
“知らなくて損した“ことに、最初のうちは目をつぶることができるかもしれません。しかし、仕事を続けるうちに我慢できなくなる可能性は大です。結果、さらなる転職を余儀なくされることに・・・。
選択肢をいくつか持ったうえで、自分に最適な職場を見つける。そのためにも、どんな仕事があるのか視野を広く持って調べておきましょう。
看護師の転職失敗例③<転職先を適当に選んだ>
失敗例④
大学病院の人間関係に疲れ、ラクそうなクリニックに転職。ゆったりと働くつもりが、年長の看護師に終始気を使うだけでなく、雑務すべてを押し付けられた
組織の規模に関わらず、人間関係のしがらみは存在します。転職すればラクになる、ある意味それは正解です。
けれど、ラクそうだから・今よりマシだからという理由だけでは、働き始めてから「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔することになりかねません。
転職にはスキルアップや待遇アップなど自分の価値を高めるための転職と、体調をくずす・人間関係に恵まれないなど不可抗力ともいえる理由による転職の2つがあります。
失敗例④の転職は後者ともいえますが、転職をラクになるためだけの手段と考えずに、自分を見つめ直し、高める機会にするべきでは?そのためには、自分のこれまでの経験、興味のある分野や挑戦してみたいことなど、自己分析をしたうえで転職を考えましょう。
まとめ
◇雇用契約を結ぶ前に労働条件についてきちんと確認しておく
◇転職先の選択肢を限定しない
◇自己分析をしっかりする
どれも当たり前のことのように見えますが、採用されることに必死だったり、現状を変えたいと焦ったりして、見落としがちなことでもあります。これらのポイントを参考にして、転職を成功させましょう!たくさんの情報から自分に合う仕事を見つけるのは大変、気になることを直接聞くのにも抵抗があるという方は、転職の専任アドバイザーに相談してみるのもひとつです。アドバイザーに相談する