看護師として勤務するには専門の資格取得が必須であるため、看護師は給料が高く設定されていることがほとんど。
もちろん職場によりけりですが、平成23年に厚生労働省が発表したデータによれば看護師の給料は、医療や福祉業界のなかでも上位となっています。
そのため、高収入を目指して看護師求人を探す方や看護業界へ転職を考えている方、より待遇が良く収入が高い職場へ転職を考える方もいるでしょう。
しかし、転職により一度就いた職場を離れることで、またゼロからのスタートとなってしまうこともあります。
経験を積んだ看護師でも、転職により給料が一旦下がってしまう可能性も。
もちろん、経験者は優遇される傾向にありますが、それでも、転職をすることで生じるデメリットがないとは言い切れません。
ですから、転職をするのであれば、そういった点についてもよく考えておくことが必要です。
そこでこのページでは、看護師として高収入を得るにはどうすればいいのかを、「正社員」「パート」別に分けて紹介していきます。
正社員で働く
正社員として働いて高収入を得るためには、ひとつの職場でなるべく長期的に勤めるという方法が最もおすすめです。
地道な方法と感じるかもしれませんが、これが高収入を得る一番の近道といわれています。
なぜなら、同じ職場に長く勤めてスキルアップ・キャリアアップしていくことで、いずれリーダーや副主任、主任などの地位にまでつけるチャンスが生まれるためです。
このような役職で管理を行う人間は非常に重宝され、収入面のみならず待遇面でも有利となるケースがほとんど。
また、正社員であれば給料アップの制度を設けられているところも多いので、手当を含めてかなりの収入が期待できます。
こういったことを踏まえた上で、求人探しをする際に意識してほしいのが「できるだけ大規模な病院で働く」ということ。
少人数で切り盛りしているクリニックや個人病院よりも、多くの病床があるような総合病院がおすすめです。
なぜなら、大規模な病院のほうが、リーダーや主任といった管理職が必要とされており、自分の努力次第で昇進できるチャンスも増えるためです。
また、キャリアアップをすればより責任は重大になる分、今よりさらにやりがいや充実感を持って働くことができます。
パート(非常勤)で働く
正社員と違い、パート看護師(非常勤看護師)として働くのであれば給料アップはあまり期待しないほうが賢明です。
これは職場によって様々ですが、給料アップ制度が設けられているのは正社員のみという職場は実際に存在します。
ただパートでも看護師は時給が高めであることから、良い求人に巡り合えれば高収入を得ることは可能です。
よって、就職や転職の際は収入面をよくチェックした上で求人を選択することが大切です。
また、高収入を狙うなら「非公開求人」に目を向けてみるとよいでしょう。
これは一般的にネットや求人誌などでは公開されていない求人で、高収入かつ好待遇が期待できます。
応募が殺到するほど人気が高くなっていますので、まめに情報をチェックすることが大事です。
もちろん看護師ワーカーでも多くの非公開求人を扱っているので、パート看護師に転職して収入アップを目指そうと考えている方はぜひ登録をおすすめします。
このように、「正社員ならひとつの職場で長期間働く」、パートなら「あらかじめ収入面・待遇面の良い職場を選ぶ」ということが大切です。
いずれの場合にも、長くお仕事を続けて安定した収入を見込めるよう、自分自身が納得できる職場を選ぶことが大事です。