5月の第2日曜日は母の日、6月の第3日曜日は父の日ですね。最近では、母の日と父の日を合わせた「ファミリーデー」を行事として行う保育園や幼稚園が増えています。
今回は、そんなファミリーデーを楽しくするアイデアや、プレゼントにぴったりな製作案をご紹介します!
ファミリーデーのねらい、保育に必要な配慮など、ファミリーデーに必要な準備をひとつひとつ確認しながら進めていきましょう。
「ファミリーデー」ってどんな行事?ねらいは?
現在は家族形態が多様化しており、子どもの家庭環境もそれぞれ。
ファミリーデーは「母の日」「父の日」とはっきりと分けず、身近な人に日ごろの感謝を伝える行事として行います。保育参観と併せて行ったり、プレゼント製作をしたりと、園によっても実施の方法はさまざまです。
ファミリーデーのねらいは、自分を大切に育ててくれる方へ、感謝の気持ちを伝えること。
日々周りの人から受けている愛情に気付くことも重要で、子どもたちの心の成長にとって大切な機会となります。子どもたちと「いつもお家の人は、 みんなにどんなことをしてくれている?」と話し合ってみましょう。そして、感謝の気持ちを伝えるという目的を持ち、ファミリーデーのプレゼント製作の活動につなげていくとよいですね。
母の日・父の日の由来。子どもに何と伝える?
ファミリーデーのもとになっている母の日、父の日の由来を知っていますか?
なんとなく知ってはいるけれど、子どもが理解できるように伝えるのは安外難しいもの。
そこで、それぞれの由来を子どもたちに分かりやすく説明できるようにまとめてみました。子どもたちから質問されたときのために確認しておきましょう!
「母の日」の由来
昔、アメリカの女の子が、大切に育ててくれたお母さんに「ありがとう」の気持ちを伝えるためにお花を送った日が「母の日」のもとになっています。
母の日によくプレゼントされる赤いカーネーションには「純粋な愛」「真実の愛」などの花言葉があります。
「父の日」の由来
男手ひとつで6人の子どもを育ててくれたお父さんに「ありがとう」の気持ちを込めて、アメリカの女の人が白いバラを送ったことが「父の日」の始まり。
これがきっかけとなって、母の日の次に父の日ができました。
日本ではバラやヒマワリなどの、黄色い花が多く贈られます。
ファミリーデーで配慮すべきこと「いろいろな家庭がある」
ファミリーデーの保育の中では、子どもの家庭環境に触れて話し合うことがあるため、きめ細やかな配慮が必要です。
事前に児童票を確認して、子どもの家庭環境を把握しておきましょう。ひとり親家庭や、一時的に離れて生活している、祖父母と生活しているなど、色々なケースがあり、それぞれの子どもへの適切な言葉がけなど、ケースに合わせた丁寧な対応が必要となります。
ファミリーデーの活動をとおして「みんなが自分と同じではなく、いろいろな家庭がある」ということを子どもたちが知り、お互いを認め合えるようにしましょう。
ファミリーデーにぴったり!プレゼント製作案
「いつもありがとう!」と子どもから贈られたプレゼントは、お家の方にとって大切な宝物になります。子どもたちがたくさんの感謝の気持ちを込められるようなプレゼント製作にしましょう。
ここでは、感謝を伝える相手を限定しない、いろいろな方に贈れるプレゼント製作案をご紹介します!
製作案① とびだすお家のありがとうカード
お家の煙突を引っ張ると、中から「あ・り・が・と・う」のメッセージが出てくる可愛い仕掛けのメッセージカードです。ファミリーデー、父の日、母の日のほか、敬老の日などのプレゼントにもおすすめです♪
製作案② ありがとうバッジ
おりがみで作る「カラフルバッジ」をご紹介します。
複雑そうに見えますが、材料はおりがみのみ!折り方、貼り方はとっても簡単!
感謝の気持ち伝えたい相手へのプレゼントにぴったりです。
製作案③ まきまきハンガー
スズランテープをハンガーに巻き付ければ、世界に一つしかないオリジナルハンガーのでき上がり!
贈る相手の似顔絵を描いて、感謝の気持ちを伝えよう♪
ファミリーデーを楽しもう♪
ファミリーデーは、子ども自身が大切にされていることに気付き、お家の方へ感謝の気持ちを持つきっかけになります。「ありがとう」の想いを込めたプレゼントで、感謝の気持ちを伝える温かいイベントにしてくださいね!